とりあえず、今日も生きてる。

うつ病を患って現在失業中ですが、社会復帰するためもがく日々を送っています。

【スクラップ&ビルド】

厳格な父に育てられた私は、

現状維持とは、

120%の努力をして、

はじめて叶うもの。

成長するためには、

他人の3倍働け。』

と言われ続けていました。

 

何不自由なく生活できていた幼少期の私は

他人の苦しみは一切理解できませんでした。

 

田舎とはいえ、広い一軒家。

車は3台、更にサイドカー付きのバイク。

一般家庭ではなかなかお目に係れない

豪華な食事。

定期的にホームパーティー

(親の会社の取引先の方々と)

 

そう、実家は昔は

そこそこの金持ちでした。

 

子供の頃の私は、買い物をするのに

お金が必要なことは知っていても、

使い方がわかりませんでした。

 

お金をもっていなくても、

不自由しなくて済む

贅沢な生活だったので。

 

でも、そんな生活も

終わりを告げます。

 

私が、高校で一人暮らしをしている時に

親の会社が倒産しました。

 

当時は、高校を辞めて

働くことを提案しましたが、

高校卒業ばかりか

大学にも行かせてくれました。

 

結果、

私自身のわがままで

大学は中退してしまいましたが…

 

そして、私は

職を転々として

『介護』と出会いました。

 

それまで、

精神論と勢いだけで

生きてきました。

 

一人前になるまでは、

丁稚奉公。

起きてから寝るまでが仕事。

飲み二ケーション。

 

正直、うんざりしていました。

 

なぜなら、

努力しても、

努力しても、

努力しても、

誰も認めてくれない。

人が目覚めるより、

早く起きて出社して、

定時で帰る同僚見送り、

遅くまで仕事して、

家に帰れば、

家の事何もしてくれないと

家族に責められ、

周りが遊びに行くときも、

ひたすら資格取得の勉強して、

 

それでも、

結果残せてないじゃん。

 

 

頭、パッカーン

\(^o^)/オワタ

 

人生で

何度目かの、

退職願い書きました。

 

転職するときは、

いつもそう

自分が壊れるまで

決断できない。

 

愛想笑いを

誠意ある笑顔に変えて、

自分に非がなくても、

謝罪する事を覚えて、

慣れないパソコンを学んで、

スケジューリング、

長期計画、

短期計画、

納期、 etc...

 

仕事が上手くいかないことを

人のせいにするなと言われ、

自分の能力不足のせいにした。

 

どんなに仕事のスキルを

磨いても磨いても

結果を出せない自分に

苛立っていた。

 

ん、ちょっと待てよ。

誰も認めてくれないんじゃなくて、

自分が自分自身を

認めていないんじゃないの?

 

仕事が完璧に出来る自分。

家族と笑顔で過ごせる自分。

お金持ちで何不自由ない暮らし。

安定した老後を過ごす貯蓄。

 

何一つ叶っていない。

 

そんな絵に描いた人生なんて

そうそう訪れない事は、

自分自身が一番、

理解しているはずなのに。

 

今、やるべきこと。

 

病気を治す。

次の生き方を模索する。

 

そして、

今の自分自身を

認める。

 

未来がそうなるかなんて

誰にもわからない。

 

きっとまた、

挫折する日もくるだろう。

 

また、自分自身がわからなくなる

絶望感に襲われるだろう。

 

まだ、自分自身をしっかりと

認め切れていないから。

 

まだ、自分自身をきちんと周りに

示す事が出来ていないから。

 

でも、それでも

前を向いて生きていかなきゃいけない。